ライブハウスにはじめて出演する時に知っておく2つのこと

 自分で音楽を演奏していると、最初の目標になるのはステージへの出演だと思います。ロックやポップスなどの場合、ライブハウスへの出演が大きな目標になるのではないでしょうか。はじめてライブハウスに出演する時は、勝手が分からずに躊躇してしまう事もあるかと思います。今回は、はじめてライブハウスに出演する時に、先に知っておくと良い事をふたつあげておきます。
 リハーサルと本番の流れを知る
 まず最初に、ライブまでの段取りを知っておく必要があります。ライブハウスでのライブの場合、入り、リハーサル、本番、ギャラの精算、撤収という形で進行する事がほとんどです。特に気をつけたいのが、対バンのいるライブの場合のリハーサルと本番の関係です。はじめて出演する場合は、対バンという、いくつものバンドやグループが出演する形式でのライブとなる事がほとんどだと思います。状況にもよるのですが、最後にリハしたバンドが、そのセッティングを崩さないまますぐ本番が始められるように、本番とリハーサルの順番が逆になる「逆リハ」という形をとる事が多いです。まずはこの事を知っておいて下さい。
 リハーサルでやる事
 ライブハウスでの本番前のリハーサルでやる事は、自分たちの練習だけではありません。PAという音響やライティングなどの調整もします。音楽に関していうと、リハーサルスタジオでの練習と違い、ミュージシャンの前に「返し」というモニターがあり、このスピーカーから出る音でメンバーの音を聴いて、演奏することになります。このモニター返しの調整には気をつけて、PAエンジニアの人に気をつかわずに注文を出して下さい。たとえば、本番でドラムばかりが聞こえて他の楽器が聴こえない場合、歌は絶対にピッチよく歌うことが出来なくなってしまいます。
 このふたつさえ知っていれば、はじめてライブハウスに出演しても、大きな失敗をせずに済むと思います。